Yo La Tengo@恵比寿ガーデンホールの感想【2023/11/10】

フジロックに続いて来日したヨラテンゴの単独公演に行ってきました。
今回のツアーは全公演完売だそう。参加したのは金曜追加公演。
観るのはFadeのリリースツアーの坂本慎太郎がゲスト出演した公演以来でその時もquiet and loudセットでした。
前半1時間quietセット15分のインターバルを挟んで後半1時間Loudセット、アンコール15分でトータル2時間半の2部構成。

定刻通り暗転し”This Stupid World”から原曲にあるドローンサウンドを省いたアコースティックアレンジで静かにスタート。続く”Sinatra Drive Breakdown”ではLoudパートで演奏されてもおかしくないディストーションギターが早くも覗かせるものの、その後はquietセットと銘打っている通り全体的に音数の少ない静かなサウンドが続き、ブレイクビーツのような打ち込みに控えめなドローンサウンドが美しい”Miles Away”でquietセットを締める。

15分のインターバルを経てLoudセットは”Green Arrow”で静かにスタート。続く”Let’s Save Tony Orlando’s House”もギターレスのオルガンサウンドが中心の落ち着いた曲。これ”Sinatra Drive Breakdown”と逆で良かったんでは…
ラウドな展開になったのは”False Alarm”からでこちらもギターレスだが暴れ回る歪んだオルガンサウンドに客のテンションも上がっていく。その後はギターノイズを存分に味わえるヨラテンゴスタンダードな曲が続き、本編最後の3曲は前回も聴いているが”Tom Courtenay”はアコースティックバージョンだったのでオリジナルバージョンが聴けて良かった。ギターを客席に預けた”Ohm”も前回やっていたなと思いだしたり。15分程の大曲”Blue Line Swinger”がやはり今日のハイライト。

アンコールの”Emulsified”では客2人をステージにあげてそれぞれタンバリンとマラカスで参加。最後の2曲はアコースティックで落ち着いた締め括り。
2時間半のライブだけどがっつりギター弾いてるのは1時間程度なんで最後にドカンとやってくれたら言うことなしなんだけど求めすぎか。
セットリストは初めてがこれなら満足だけど前回観た時と結構被ってるんで大阪のが良かったかな。”I Heard You Looking”聴きたかった。

Setlist

Set 1 (Quiet)
1 This Stupid World
2 Sinatra Drive Breakdown
3 Everyday
4 Tiny Birds
5 Aselestine
6 Satellite
7 I’ll Be Around
8 Until It Happens
9 Miles Away
Set 2 (Loud)
10 Green Arrow
11 Let’s Save Tony Orlando’s House
12 False Alarm
13 Upside-Down
14 Brain Capers
15 Double Dare
16 Fallout
17 Tom Courtenay
18 Ohm
19 Blue Line Swinger
Encore:
20 Emulsified(Rex Garvin & The Mighty Cravers cover)
21 Speeding Motorcycle(Daniel Johnston cover)
22 Big Day Coming