OPNの来日公演に行ってきました。
昨年リリースされた「Again」が良いアルバムでライブはどんなもんかと初めて観に行ってみました。
今回の公演はアルバムリリースに伴うワールドツアー初日とのこと。
アジアは東京、大阪と韓国(キャパ600)の3公演のみ。
会場はチケット完売で詰め詰め。
ゲストはジムオルーク+石橋英子
40分ミニマル・アンビエントなサウンド。
昨年リリースされたサントラ「Hands That Bind」に近い雰囲気かな。
もうちょいビートがあって乗りやすい感じだったけど。
20分の転換後メインのOPN。
大量のスモークが炊かれる中、高揚感を煽るように徐々にノイズが増していく「Again」からスタート。
そのままアルバムの曲順通り力強いビートとエフェクトが掛かった声が乗る「World Outside」。
曲終わりにこんばんはと挨拶し初期曲「Time Decanted」はノイズマシマシのアレンジ。
今回Daniel Lopatin以外に映像ディレクターのFreeka Tetという方がおり、
それまで単色のスタイリッシュな映像だったものから曲に沿ってステージ上のミニチュアを操りながらそれを後方のスクリーンに映すアートな展開に。
強烈なアルペジオと派手な映像演出の「Mutant Standard」で盛り上がりのピークに。
力押しの後はレトロな映像も相まって少しノスタルジックな雰囲気も醸すムーディーな曲が続き、ノイズの洪水が空間を埋める「A Barely Lit Path」からの「Boring Angel」がこの日のハイライト。その後の神々しい「Ubiquity Road」からの厳かなオルガンサウンドにノイズが乗る「Chrome Country」の美しい展開も素晴らしく、最後まで飽きの来ない構成で楽しめた。
強いて言えばアンコールはWe’ll Take It先にやってNothing’s Specialで締めたほうがしっくりくる気がする。
Freeka Tetによる視覚効果は面白い試みだしDaniel Lopatinは卓上のハードウェア以外にも歌あり、ダクソフォンというハンス・ライヒェルというドイツ人によるハンドメイド楽器で音を足したりでライブセットならではの見どころもあり良かったです。また観たい。
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