LeaveThemAllBehindに行ってきました。
ラインナップは以下。最初のOtusから見ました。endon以外は初見。
各メディアがベストアルバムに挙げそうな名盤をリリースし、ワールドツアーの最後という恐らく最もバンドが出来上がっているであろうタイミングでの来日ということでしたが期待以上のライブでした。
ステージ上は機材のみ照明も会場備え付けの物のみとシンプルで足元もボーカルエフェクターとチューナーのみ。もう一人のギターは良く見えなかったが恐らくディストーションのみ(Fullbore Metalかな
サウンドチェックから捌けずにそのまま暗転し”Daily Bread”から。声や絶叫をループさせて音を重ねていき、フィードバック音が鳴り高揚感が高まった所で”Djennaration”がスタート。
グリッチや細かいウワモノの音もなく、音のデカいギターに手数の多いドラムとバンドアンサンブルのみで割と力技な演奏。
そのまま”Caela”とアルバム同様の流れが続き、唯一アルバム”Aesthethica”からの”Generation”は同じリズムの反復に少しづつ展開していくトリップ感がある曲。今回演奏された中では異質でライブ全体の中で良いアクセントになっていたと思う。
続く”Before I Knew the Truth”が終わると初めての日本でのライブだよとお決まりの短い挨拶をし、再度インタールード的なアカペラからタイトルトラックの”93696”へ。この曲は頭のアカペラの部分合わせると20分ぐらいあったが音の足し引きで飽きさせない構成でとにかくグルーヴが凄かった。後半ベースが強調されたダークな部分が音源より長く頭のアカペラのようなフレーズを差し込んだアレンジでより壮大な感じになっていた。
最後の曲の”Antigone II”がさらにこれを超えた出来で”93696”は曲に乗って首振っていたがこの曲は後半ずっとクライマックスのような感じで圧倒されて立ち尽くしてしまった。
ライブは70分で途中アルバムAesthethicaから”Generation”があったがアルバム”93696”の流れに沿ったセットリストでした。
このバンドオーケストラも入れれるだろうし鍵盤入れただけでも変わるだろうしでまだポテンシャルを秘めていそうです。
後は一言づつ
Otusは緩急の付いた曲が素晴らしく演奏も上手いハードコアバンド。
Solvent Cobaltはドラムマシンの無機質なビートにギターノイズが乗るニューウェイブ/ポストパンク系バンドで雰囲気もあって良い。
Rayはエクストリーム寄りでありながらポップな曲をバックに歌って踊る5人組アイドルユニット。曲に結構幅があり面白かった。
endonは活動再開してから初めてみたが3人になりボーカルよりもノイズがより顕著になったドローンサウンドを展開するライブ。これはこれで凄いがやっぱりビートが欲しい。ドラムは辞めてしまったのかな…
海外からLiturgyのみで国内からも大御所バンドがいないんで過去のこのイベントと比べるとちょっと見劣りするかなと思っていたが充分に楽しめました。
来日公演のスケジュールを以下でまとめています。
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