前回のTurn On The Bright Lights再現ライブから5年ぶりに来日したインターポールを見てきました。
今回は機材輸送の事情により日程変更、ドラムのサム・フォガリーノが肩の手術で不参加とゴタゴタが続き、来日公演が多く客を食いあっているせいもあり6~7割程度と厳しい集客。遅く入ったんで前方は分からないが後方だけ見ると半数は外国人だったんじゃないかなと思います。
定刻通り暗転してアンビエントなSEで登場。メンバーの出で立ちがスーツにネクタイ、ボーカルのポールバンクスに至ってはサングラスにオールバックと厳ついビジュアル。
そのポールバンクスの「チェックチェック」という言葉から1stアルバムのオープニング同様Untitled~Obstacle 1と前回来日時と同じ流れ。後方の幕に当たる赤い照明がTurn On the Bright Lightsのジャケットを彷彿とさせていました。
シャッフルビートのIf You Really Love Nothingを挟んでリフが印象的なNarcに会場が沸き立ちます、改めて脱退したカルロス・デングラーのベースフレーズが素晴らしい曲だと思います。
ファルセットが美しいMy Desire、新作から5拍子主体のInto the Nightを経てRolandで前半の盛り上がりとしての山場を迎えましたがハイライトとしてはその後のPioneer to the Fallsが緊張感があって素晴らしかったです。1st2ndで語られがちなバンドですがそれらの曲に引けを取らない名曲だと思います。
跳ねるリズムのThe Roverにコーラスがライブ映えするAll the Rage Back Homeは盛り上がりに一役買っており、今後もレギュラー曲として定着しそうです。
Rest My Chemistryからは少し落ち着いた曲が続き新作からのToni、Something Changedはリードギターのダニエル・ケスラーが鍵盤を弾き厳かな雰囲気を醸し出していました。
終盤はアンコール含めAnticsとTOTBLの曲が交互にプレイされInterpolクラシックが最後まで続きますが意外だったのはThe Newでしょうか、ギターのピッチを変えながら演奏するこの曲はかなり不穏な雰囲気を醸していました。前回聴けなかったC’mereと個人的InterpolベストトラックのNYCが嬉しい選曲でした。最後はPDAで盛り上がりもピークに達して90分のライブが終了。
1stと2ndの初期曲で半分を占め残りを各アルバムからチョイスしたセットリストでもうちょっと新作からやってもいいんではって気もするけど特に文句はないです。
ただ音響に関しては連日ライブ観に行ったんで分かりやすく他の会場に比べて音圧ないと感じました。この会場でバンドセット観るのは始めてでしたが音響イマイチな印象。
Interpolのあのやたら乾いた音作りの部分もあるかもしれないが前回観た時はそこまで音圧ないとも感じなかったんでやっぱり会場の問題だと思います。
恵比寿のガーデンホールとか豊洲ピットとかもそうだけど音楽ライブ向けに作られてない会場はどこも音スカスカになる印象で低音もりもりの音楽じゃないとちょっと厳しいかなと。
あと前回観た時も思ったけどこのバンドというか主にダニエル・ケスラーだけど結構ミス多いなとも思ったり。
なんか誘われたりして11月はライブ行きすぎた。たぶんひと月でこんなライブを見たのは初だ。
今年はあと1回観に行く予定。
Interpolのこれまでのライブ情報を以下でまとめています。
来日公演のスケジュールを以下でまとめています。
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